自然の秩序に沿う生活を行う

現在は過剰なヴァータの影響で、心と体に落ち着きのなさ、不安定さが増し、ヴァータが乱れると、興奮したかと思うと落ち込むなど、気分の変調が激しくなったり、不安や心配が強くなっていきます。痛みや麻痺に関連した症状が出ることもあります。また、冷えや乾燥も強まり、食欲、消化力、排池、睡眠、生理などが不安定になってしまいます。

でも、過剰なヴァータは、重さと安定の質を自分にとりいれるケアをおこなうことで、中和していくことができます。自然と調和し一体になることが、わたしたちに与えられた力を最大限に発揮し、最大の健康と幸せを手にするカギなのです。たくさんの食事法や生活法はすべて、自然の秩序と一体になるための方法です。自然の秩序と不調和を起こしている人は、当然、自分を取り巻く環境との関係もギクシャクとします。望んだことがなかなかかなわず、つまらないトラブルに見舞われ、運が悪いという状況になるのです。

自然は必ずあなたに好意的になる

自然との調和を少しずつとりもどし、あなたのあり方、決断、行動が自然の秩序に沿うものになっていくにしたがって、自然は必ずあなたに好意的になり、より大きな支援をしてくれるようになります。日の出前、全身の生理機能はヴァータが優位になっているため、血液循環がよく、神経系の働きも活発になっています。この時間帯に起床すると、軽やかさを内側にもった状態でスムーズに一日をスタートさせることができます。家事をする、テレビを見る、パソコンを使つ、読書をするなどの活動は、この時間までに終えます。以下に、自然の秩序と一体になるためのポイントを記載しておきます。

・風呂に入るなどして、緊張をとる
・おそくとも一二時半までに就寝する
・二時までに、体質に合わせた軽いタ食をとる五分ほど休息した後、軽い散歩をする
・二一時半らいまで、軽い活動をする
・タ方の六時くらいに、リラックスタイムをとる
・夜ゆったり休息する

こういったことを意識して生活していきましょう。